虎達・シンプソン

最近はニコニコ動画ザ・シンプソンズを見まくっている。シンプソンズってのはアメリFOXテレビの看板アニメで、「アメリカのサザエさん」なんて呼ばれ方もしてる。(内容もクオリティも全く違うが)これが面白くて、暇さえありゃ見てる勢いなんだけど、見ていると、なんだか人種は関係無い、人類の普遍性とかそういうものを感じて、感動・共感してしまう。


やっぱり俺が一番そういうのを感じるのは小学生のバートとリサの喧嘩を見るとき。バートがイチャモンレベルのちょっかいをリサに出して喧嘩したり、あれをどけろこれをどけろ、お前は臭いだの言ったり、しょっちゅう喧嘩してんのよね。そういうのを見ると、俺と妹の小さい頃を思い出すんだ。


俺と妹は歳が3つ離れてて、もう小学生の頃は凄いもんだった。テレビのチャンネルの権利争い、おかずの取り合い、どっちがお母さんの近くに座れるか、あいつが先にやったやらないで、とにかく毎日がお祭りだった。俺もガキだったからしょっちゅうチョッカイを出してたし、妹も負けずにひっかくつねるで俺に傷を負わせてた。


故意じゃないけど、俺は妹を階段から転げ落としたこともある。ダイクマの駐車場で妹を派手に転ばせて、親父に凄いビンタをされたこともあるし、エアガンを妹の太ももに撃って、母ちゃんに激怒されたこともある。


今思い返してみると、野獣のような野蛮な兄妹だった。いや、野蛮なのは俺だけかw。 でもそういう喧嘩も、俺が中学3年になったあたりから影を潜めて、高校に入学した頃にはパッタリ無くなった。今はほとんど喧嘩なんかしない。テレビのチャンネル争いすらしなくなった。俺がサッカー関係以外のテレビ番組をほとんど見なくなったからね。


たぶん、こういうパターンって俺ん家だけじゃなくそこら中の家庭で見られるんだろうな、と思う。小中の頃は犬コロみたいにじゃれ合って取っ組み合ってた兄弟も、ハイティーンに近づくつれてそーいうのが無くなる。


何でそうなるのかな?兄弟間の精神的距離が遠くなるから?精神的に成長して、喧嘩より他のことにエネルギーを使いたくなるから?


よく分からないけど、シンプソンズのリサとバートを見てたら、そんなことを考え込んでしまった。そういやサザエさんのカツオとワカメってあんま喧嘩しないよね。なんでだろう?