ジャングルに戻りたがる人たち 竹原信一やネット右翼

阿久根市長、持論曲げず 「生き残らせる」発言


鹿児島県阿久根市竹原信一市長が自身のブログに「高度医療のおかげで機能障害を持ったのを生き残らせている」と記載し、障害者団体などが反発している問題で、竹原市長は4日、朝日新聞などの取材に応じ、「いつまでも無理やり生かす医療になっている。人間の生まれるところ、消えていくところまでコントロールできる社会となっている。神の領域まで人間が踏み込んでいる」と高度医療のあり方に疑問を呈した。


市によると、今回のブログに対する抗議の電話やメールが4日午前までに110件あったという。竹原市長は「感情的な反応だと思う。一方で私の意見に賛同するメールもきている」と述べた。
http://www.asahi.com/national/update/1204/SEB200912040011.html


==========================================================================


―そういう人々は昔から、人間が、多くの犠牲を払って、少しずつ「ジャングルの掟」を浄化して、辛うじて社会生活を営めるようになってきたことを忘れはてて、「結局人生は弱肉強食だ」と悟り顔で行動し―
(『曲説フランス文学』岩波現代文庫


==========================================================================


竹原市長のブログを見てみたけれど、『機能障害を持ったの』と呼んで障害者をモノ扱いだよ。そして、


「そういうモノは生まれてこない方が良い。昔は良かった。産婆さんが殺してくれたから。今は殺してくれないんだもんな〜☆」と言っている。


こんな意識の人がブログで人権を熱く語っている。


これを「正論」とか言ってインターネット上で支持しちゃう中年・若者もいっぱい居るのよ。


違うよ。正論じゃねーだろ。じゃぁお前らジャングルに戻って、理性も文明も福祉も無いその正論の世界で生きてこいよ。

いや、別にジャングルじゃなくてもいいや。その産婆さんとやらが居た苛酷な時代にタイムスリップしなさい。あなた方の言う正論で満たされた理想郷ですよ。


なぁ、人間の理性の恩恵を受けているお前らが、安全地帯から、自分たちの都合の良い様に理性の適用範囲を決めるな。
「あいつはダメだけど、俺だけは高度医療を受けるよ。俺は人間の知性・理性に頼ってもいいんだよ。だって正常な人間だから。」ってそんなムシの良い話があるか!!


自然淘汰を人間界でもすべきだ、と叫ぶ人間が、別の場面、たとえば経済だったり住居だったり人間関係の問題で、自分が淘汰される側になった途端 狂乱する様は本当に見苦しい。ざまー見ろとすら思っちまうよ。自分が淘汰される側に立つとは考えもしなかったんだろうな。
「おめでとう!希望通りに人間界で自然淘汰が実行されたね☆」


井上雄彦漫画「リアル」みたいに、障害者を見下していたら、交通事故で自分も障害者になってしまった高橋久信みたいな経験をしないとダメなのかね、竹原市長を支持する人間は。


弱肉強食論を叫び、障害者は社会の役に立たないと笑みを浮かべながら語る人間は、実はアンタらが一番社会の役に立ってないことを理解しろ。