小林△

チャンネル桜を見ていると、愛国出演者たちの「上から目線」が鼻につく。政府高官・経営者視点から我々下民(平民・労働者)に愛国心を 説 い て や る というか、『凡人はこう動いてろよ』というスタンスが見え隠れして凄く嫌だ。チャンネル桜の番組に出ている全ての人がそうだとは言わないが、あーいうオッサンオバサンや政治家たちが、 「最近の若者は甘えている。俺らの頃は・・・」 等の自己責任論を発しているのだろう。


マル激→http://www.videonews.com/ 第326回(2007年06月29日)をyoutubeで見た。宮台真司さん、小林よしのりさん、萱野稔人さん、様々な立ち位置の人が国家やナショナリズムについて対談した動画だ。萱野稔人は自らを左翼側の人間と位置づけているが、思想や弁論はいわゆる「サヨク」とは全く違うし、自分の信念がある人だと思った。清潔感あふれる爽やかイケメンで、俺の娘と結婚させたいと思ったぐらいだ。(俺はまだ結婚もしてないんだけどね。)


そして小林よしのりさんの言論に、俺は感動しっぱなしだった。日本のワーキングプアニートの若者に、「後進国はもっと大変だ」とか「戦後は焼け野原でな・・・俺なんか・・・」なんてお説教は 意 味 が 無 いとして、そういうお説教をする保守の老害をブッタ切っていた。


正直言ってこの動画を見るまで、俺は小林さんはそういった類のお説教をする人種だと思っていた。小林さんは幼少期から壮絶な体験をしているし、大変な苦労をしてきた人だ。だからそういうお説教をすると思ってたし、する資格があると思ってた。でもそれは小林さんに対する過小評価でしかなかった。小林さんはそこらの若者より視野が広くて心が柔軟なんだ。だから彼は勝ち続けるし、誰もしないようなことをする。時代に取り残されてる右翼や左翼よりよっぽど前に進んでるんだ。小林さんと老害右翼・左翼が戦うのは現代人と原始人が戦うのに等しい。銃を持って防具を着てる現代人を前にした丸裸の原始人に勝ち目は無い。


小林さんはこの他にも、ハッとさせられることをたくさん言っていた。「韓国人を馬鹿にするのは愛国心ではないぞ」「政治家・官僚・経団連愛国心持ってねーじゃねーか」等々。特に嫌韓流と自信を結び付けられるのはかなり嫌なようだった。当たり前だ。「日本のここがこう悪いから、変えていこうよ」等の意見に対して 「韓国よりマシ」 「お前チョンだろ。自民党にケチを付けるな」 とかいうアホウヨ嫌韓厨に好意を持たれるのは迷惑に決まってる。彼らのアイデンティティは韓国にあるんだもんね。韓国が無くなったら死んじゃう人たちなのです。



この番組を見て、また俺の思想や立ち位置は変わってしまった。また少し右翼方向にズレた感じがする。大学を休学してからは数日単位で思想が変化する。ストレスフリーになって心が晴れて、いろんなことを考えるようになった。だから昨日は右翼だったのに今日は左翼、昨日は死刑賛成で今日は反対、と言った具合になっちまう。自分の考えが固まってないんだ。俺はこの先どういう人間になっていくんだろう?分からないまま時は流れて浮かんでは 消えてゆく ありふれた言葉だけ 君があんまりすてきだから ただすなおに 好きと言えないで 多分もうすぐ 雨も止んで 二人 たそがれ あの日 あの時 あの場所で 君に会えなかったら 僕らは いつまでも 見知らぬ二人のまま


http://www.youtube.com/watch?v=gebr8-ej3ys